2021年7月14日水曜日

劇場版少女歌劇レヴュースタァライト見ましたの報告

  

動機

ツイッターのオタクが騒いでいるから
明日でMOVIX京都は上映終了だから

 形態:劇場

MOVIX京都シアター5 B-12
A列にも客が入っていて驚いた。理由はちゃんと後でわかった。


事前知識

「アタシ再生産」というコピーは見たことある
女の子がいっぱい出てくる
ブシロードのコンテンツ(相羽あいなが出てる)
TV版の内容は全く知らない


サウンド

ミュージカルではなく歌劇、主役の歌だった
セリフに被っていて、同内容のことを歌っていることが多かった。

美術・映像

誰のレヴューなのかによってモチーフがガラリガラリと変わっていく
(タッチは変わらない、Jアニメ)
トマトがメタファーとして多用されている
 多分エンターテイメントを求める観客の生の欲望なんだろう
「アタシ再生産」がアヴァンギャルドな感じだったので主人公はロシアソ連なをモチーフを繰り出すんだと思っていたが、別にそんなことはなかった。メカ感ちょっとあった。
板の裏に貼られたスピーカー、舞台下手側入り口、などなど舞台であることの暗示がいっぱい
突然頸動脈切ったかと思えば血糊の雨として舞台装置化する、揺さぶり方
最後のレヴューは光線と画面構成のチカラバリバリ
 3D時代の光だ...


設定・ストーリー

難解。(オタクが好きなわけだ)
レヴューが開催されると、舞台少女は演じなくてはならない。
演じきり、相手の星のボタンを切ってジャケットを落としたら「勝ち」
 即座に終了するわけではない。「ポジションゼロ」を宣言するとその場でT字の床が開き、レヴューから出ることができる?
負けたらといって何かがあるわけではない。演じる意思があれば次のステージが用意される。
ワイルドステージ「バロック」は、観たいと望んだ者たち(私たち)が起こしたレヴュー。
 ベジタブルキリン(通称じゃがりこ君)はその願望の伝達役。
ひかりのレヴューの中でかれんは死んだ
 多分、ひかりはかれんの演技を目の当たりにするが怖いから
 覚悟同士がぶつかっていないので、ひかりとかれん二人のレヴューにならない
  かれんも私たちの異常な視線を怖がり、覚悟になっていない

大バナナが妙にやさぐれていたり、クロディーヌが悪魔だったり、配役を決めているのは誰なのだろう、私たちなのか?
声を低く張っているところといわゆる萌えキャラ声のところ、差はなんなんだ?
最後の「ポジションゼロ」をひかりが宣言できるのは何故なんだ?
 ひかりはかれんに勝った。
 「舞台=鉄塔」が斬られ、T字の地面に刺さった。
 ひかりは自分のボタンを切ってジャケットを離した。
ルールを勘違いしている?知らないルールがある?
 (TV版を見ろって話)

ここすきポイント

「「私には、貴女を!」」
 クロディーヌとマヤのレヴューが一番好きだ...
 歌と剣に想いを乗せて殺し合う美少女...好きだ...
「お客さん、こんなに近かったっけ?」「そうよ。」
 メタ表現。
詩のように何度もリフレインする言葉の数々。
 列車は次の駅へ。では、舞台少女は? あなたは? かれんは?
 それは、次の舞台へ。
トマトの汁を口から垂らしてかれんを迎えるひかりちゃん。
 明らかに血の色じゃないから笑ってしまう。
 デカいトマトをキレイに食べるの難しいよな
セリフほぼなしで描かれる二人の幼稚園時代のカット
 絵の力感じる〜〜〜!
押し倒されて、視線を背けるかおるこ
 実質セックスだった
 これ言い出したらセックスシーンしかないかもしれんこの映画

すきじゃないポイント

クロディーヌの手書き文字がアルファベを最初に習った人間の字じゃない、クソカーニング
 全体的に日本語手書きの文芸は凝ってただけにめちゃくちゃ残念だった
ピストルを持つ腕を耳から離して叩くところ
 恐れないメッセージとしてはいいかもしれないが、送り出す者、光を走らせる者として雷管を鳴らすならスターターの役を演じきってほしい
デコトラはちょっとダサい

全体として

TVアニメをやって劇場版をやるコンテンツの中で一番不思議な映画かもしれない
エンターテイメントって筋書きの説明じゃないんだぞ目を覚ませ、と殴られた気分だ
間違いなく出会ってよかった映画だ

その他

SMTメンバーズになった!(ようやく)
6本見たら7本目が無料らしい
 多分大学生になって真っ先に作ってたら今頃1本無料で見れてるな
今日は水曜日だが、まだレディースデイやってて性区別受けてしまった
(はよみんなの日にしてくれ)

2021年7月12日月曜日

シンエヴァンゲリオン劇場版見ましたの報告

 

動機

話題作で気になっていたから
そろそろ上映が終わるらしいから
退勤後に行けるレイトショーが復活したから

 形態:劇場

MOVIX京都シアター5 E-8


事前知識

以前の記事参照:アマプラで三部作を見た
アニメシリーズとOVAはだいぶ前に見ていた
漫画版を破のクライマックスくらいまでは読んでいた(10巻とか?
 高校の部室にあった


サウンド

劇的なシーンでクラシカルに決めてきたり、みんなが知っている童謡を入れてくるのがお決まり
今回は尺の都合か、東映とかのロゴが表示されてるところに歌がもう入っていた
主はきませりしか知ってる曲がなかったが、多分どれも知ってる人が聞けばわかるような者なんだろう
 もう一度鑑賞する機会があれば、調べてから見たいな
高音のキンキンした感じで来るかと身構えていたが、戦艦の発信音がやや高いくらいで意外に普通のサウンドだった


映像

戦闘は円と螺旋がテーマなんだなって感じられた
最初の変な改造を受けた8号機が人の枠から外れた軌道を見せてくれた
最終決戦前の大量雑魚戦の2号機の戦闘は心から震えた
エヴァって私小説みたいな解釈を要求してくる部分がありながらもエンタメに振り切るところはとことんやってくる、奇怪な作品だ
戦艦がモチーフのメカが何度も使い捨てられているのはどう解釈したらいいか迷う
大量の粒(エヴァ?)が溢れて雪崩れてくるシーン、CGIの進化を感じさせてくれた
なんか違和感のあるエヴァVSエヴァの槍格闘戦、建物がズレているだけでは気づけなかったけど、風景の幕をズラしたところは震えた
エヴァシリーズが次々と刺されていくところ、首の角度一緒で草生える
最後に実写になる、つまりエヴァのない世界になって、それがこの世界なんだよって表現だいすき
 大体ダレンシャンのせい


美術

WILLEの装置が黒地に赤、有機的、手書き的な文様を幾何学的に光らせているの面白いね
エヴァのデザイン、単純に緑・青いメカがいないのが面白いと思う


設定・ストーリー

さらっと流されてる「渚司令」の関係性、なに?
どうやら舞台挨拶で詳しい設定の存在が仄めかされているらしいね
結局死に際に十字架が立っているし、複製された綾波シリーズって全部使徒なんだな
敷波シリーズ最後の
ゲンドウ、結局ちゃんと話せたじゃないか
 アナザーインパクト下の同化状況でしか息子に素直になれない悲しさね
シンジ君は1号機の中にいた、それはわかるけど、Qを経験したシンジ君と同一であるのはなぜなのかがよくわからない
 エヴァって初めからそういう同一性の拡張なのかもしれないね?
 そう考えるとユイが1号機の中に入りっぱなしなのがよくわからないが
 

ここすきポイント

エクスキューゼモア、エッフェル!
 実はエヴァって馬鹿でかいんだとわかったシーン
ありがとうって、何?
ツイッターで散々見たあれだ!となって笑いそうだったし可愛かったしよかった
涙で救えるのは自分だけなんだ
何度も言うけど2号機の螺旋

すきじゃないポイント

長い、長すぎる、お尻痛くなって何度もズラして座り直した
 ポンポさんいつもありがとう
線画表現はいいけど原稿書き込み表現はすこでない
シンジ君の首がガタガタ揺れてるところもすごい嫌悪感ある
 アニメシリーズがすこでないという影響が大きすぎる。

全体として

さようなら、全てのエヴァンゲリオン。
僕はエヴァと共には歩んでこなかったかもしれないが、この社会は確かにエヴァと共にあったなって思う。


その他

結局メンバーズなってないワロタ
まあ映画館を支援したということでいいか
特典は明日確認する

エヴァ破公開時にはイラストリアスって聞いてピンとくるオタクが現在よりだいぶ少なかったはずだ
 ありがとうアズールレーン 


2021年7月4日日曜日

映画大好きポンポさんを見ましたの報告

動機

好きだった漫画の劇場アニメ化だから


 形態:劇場

MOVIX京都シアター12 D-10


事前知識

数年前にPixivで読んだ
ほぼ内容を忘れている状態

偶然だけど最近SAVE THE CATを読んでいてスクリーンライティングの知識が新鮮なままだったし、佐渡裕の指揮者の自伝を直前まで読んでいた。


サウンド

映画内映画ではクラシカルで、それ以外ではロック・ポップだった
軽快に刻むビートが印象に残っているけど逆にそこの絵を覚えてない
俺はこの声を知っている、となった
俺が知っているポンポさんだ


映像

主人公が剣を振り回すヴィジョンはあんまりしっくりこなかった
ビビッドなマゼンタシアンをハイライトに使うのがとても印象的だった
ナタリーが水たまりパシャンするところをフィルターを変えつつリフレインしてた
特殊シーンチェンジが色々あったけど、三部分に分けてめくっていくのが多かった
 飛行機が画面を切るのもあったね
レクイエムフォードリームでお馴染み、左右に割ってドリンクの減りで時間経過を表すカットが2回もあったのでめちゃめちゃ嬉しくなってしまった


ここすきポイント

終わってないです 最初からにしたので72時間?たっぷりあります、のところのポンポさん
果物売り場で「高いなぁ」というところ
満たされてる者は創作の条件を満たしていないって言うところ


すきじゃないポイント

「この会議は全世界に配信されています!」←は?
編集室に寝泊まりする女優、違うんじゃないか?
映画内映画にアニメーションの表現、黒いオーラを持ち込んだところ


全体として

幸せだった〜〜〜!映画大好き
計ってないけど、きっと90分だったのだろう
 知らないシーンの挿入はそのためにあったのだろう
ミスティアってシェリルだなぁと思った
 ナタリーがランカというわけではないが
映画を作るというメタ映画?をアニメーションでやるって冒険よな


その他

シアター中段右の通路寄り、ポンポさんポジションで鑑賞するのが通かもしれん

今、映画との距離感を色々悩んでいて、MOVIXメンバーズになろうかなって思ってしまう
未来の貧困を理由に現在を貧困にしてはいけないだろう
映画館での体験はとってもよかった
 レイトショーが戻ってきて、仕事帰りに見ていけるようになるともっといいな